ミヤマキリシマに逢いに行く・雲仙普賢岳【6/1】

登山

ミヤマキリシマが咲き誇る雲仙普賢岳に車中泊で行ってきた!おすすめ車中泊場所情報もあり

2025年6月1日
車中泊1泊で長崎の雲仙普賢岳へ、ミヤマキリシマ鑑賞登山に行ってきました。

雲仙普賢岳の登山は2回目。
前回は2023年8月下旬でした。夏の登山は出来れば標高の高い山がいいなと思い、まだ8月の暑い中でしたが、この日も車中泊で登山でした。

普賢岳のミヤマキリシマを見たことが無かったので、今年はそれを実現させようと思っていたのです。そして、どうせ行くなら車中泊して、観光もしていこうと思い計画を立てました。

雲仙普賢岳 車中泊の遠征登山レポート

日程

今回の旅の日程は下記のようになりました。

1泊2日のミヤマキリシマ遠征
  • 5/31 
    仕事を上がり、帰宅後出発

    仕事は18時に上がりました。まっすぐ帰宅して、すぐに入浴。そのまま車中泊できるように、また次の日の登山で着用予定のインナーを着て出発しました。

    長崎自動車道の川登SAに20:20頃到着。少し遅めの夕食はここで済ませます。食堂は22時まで開いています。そしてここで車中泊。

  • 6/1
    川登SAを出発 諫早インターで降りて池ノ原園地へ向かう

    途中で朝ご飯を調達。コンビニは本当に助かります!

  • 7:30頃
    池ノ原園地 到着

    ミヤマキリシマや紅葉の時期は、仁田峠の駐車場は観光客が多くなるので、登山の人はこの駐車場からスタートする人が多いです。

  • 7:50
    池ノ原園地を出発 
  • 13:30頃
    仁田峠到着 登山開始

    ロープウェイは使わず、妙見岳=立岩の峰=普賢岳=仁田峠のルートを歩きました。

  • 14:20
    池ノ原園地 到着 無事下山

    仁田峠に下りてから池ノ原に到着するまで時間がかかった理由は、野岳まで足を延ばそうとして途中で引き返したから…が理由です。結局野岳には行きませんでした。

  • 18:00頃
    下道を使ってゆっくり帰宅

    高速は使わず、ゆっくり下道で帰りました。

とても天気に恵まれ、国見岳の山肌のミヤマキリシマが最高にきれいでした。

ルート

今回歩いたルートはこちら⇓

歩いた距離は8.2Km
行動時間は6時間36分(総休憩時間1時間28分を含む)

池ノ原園地に車を停めてここからスタートしました。池ノ原園地には5~6台の車が既に停まっていて、車中泊してたと思われる車もいました。
池ノ原園地にはトイレはありますが、見た目ちょっと使うには勇気がいるかもしれないです。私は使いませんでした。

仁田峠の駐車場にも立派なトイレがあるのでそちらを使います。自販機はここにはありません。

ここから仁田峠まで約30~40分くらい歩きますが、じわじわ効いてくる坂道を歩いて行きます。

この時の時間が朝の8:00頃。涼しいです。

古びた鳥居もありました。

仁田峠の駐車場に着きました。ここの駐車場はとても広いです。
いいお天気に恵まれました!
この日は6/1(日)なので、観光客が多いのではないかと思ったのですが…全然空いてますね。

あら、だったらここに車停めてもよかったかもです。

観光客が少ない理由はすぐに分かりました。この周辺に咲くミヤマキリシマがもうピークを過ぎているから…だったんですね。

満開だったらこの辺り一面ピンク色の染まっていたでしょう。残念ながら今年はそれを見ることができませんでしたが、これから登る山頂の方はどうなっているでしょうね。

ロープウェイの仁田峠駅の前の展望台から普賢岳方面を見ます。
待ってろよ~~

お天気は良いのですが、なぜか霞んでますね。
田畑がパッチワークみたいです。

さてここから登山開始!ちらほらミヤマキリシマが残ってますが、ほとんどもう終わってました。

所々に残っているミヤマキリシマを撮りながら登っていきます。

途中で見つけたこのお花。その時は分からなかったのですが、調べてみるとおそらく「ニシキギ」ではないかと思います。

秋には美しく紅葉するようですよ。名前の由来はそこから来ているそうです。「錦」に例えられたので「錦木」。葉は真っ赤の染まるそう。見てみたいなあ。
ちなみに実には毒があるんですって。庭木として人気があるそうです。

登山しながら海が見えるルートって大好きなんです。解放感が違います。

あそこに見えるのは鴛鴦(おしどり)の池でしょうか。ここの来る途中でとてもきれいな池があったので立ち寄ったんです。その時撮った写真がこちら⇩

無風だったらきっと鏡のようになるのでは⁈
対岸に東屋のようなものもありましたので、ぐるっと周回できるのかもしれませんね。

4台停められる駐車場あり。とても素敵なところでした。

さて、ルート上で撮影した写真を経て、いよいよ山頂へ。

ピンクに染まった国見岳が見えます
平成新山が見えます
いいお天気ですが、霞んでます

たくさんの人たちで山頂は賑わっていました。人が入らないように山頂標識をカメラに収めることに苦労しました。

外国人の方もちらほら。大学生くらいの若い子たちもたくさん来てました。
山頂標識と一緒に自撮りもしたかったけど、人が多くて順番待ちの列ができていたので諦めました。待ち時間がもったいなかったので、ささっと食事を済ませ下山に取り掛かります。

普賢岳からは一気に下っていきますが、特に大きなアップダウンもないです。ただ岩場が多いので滑らないように気をつけてほしいですね。
ケガなどは下りで起こることが多いといわれていますから。

途中で見つけたこちらのお花。⇧
おそらく「コケイラン」と思われます。数株ありました。登山道沿いにも少し咲いていました。

エビネ?と思ったのですが、葉っぱが細かったのでなんだろう?と思っていました。エビネの葉っぱは幅が広いじゃないですか?
これも一応ランの仲間なんですね。

長崎では2022年時点でレッドデータに記載はありませんでした。ですが、情報不足で記載されていないこともあるということなので、撮影場所は伏せておきます。

きれいですね(#^^#)地味ですが、森の中ですっと背筋を伸ばして花を付けている様子は、ステキです。

⇧これはタツナミソウ

戻ってきました。この先はロープウェイの仁田峠駅です。

きつい箇所

雲仙普賢岳を登るのはこれで2回目ですが、前回同様「やっぱここはきついなあ」と感じる場所があります。

ここの登りが私は一番こたえます(・_・;)
次また歩くときもきっと同じ場所でそう思うのでしょうね。

眺めのいい箇所

山頂からの眺めの良さももちろんですが、この辺りが海が見えてよかったです。妙見岳駅手前もよかったかも。

海が見えるのが気持ちよくて、よっしゃがんばろって思います。

あざみ谷

あざみ谷は森の中ではありますが、開けた場所でベンチもあり、最後の休憩ポイントとして、たくさんの人が一休みしていきます。

ついついおしゃべりに花が咲きそうですが、近くではバードウォッチャーの方たちがいるので、出来るだけ静かにしてあげるといいかと思います。

ここではどんな鳥を見ることができるのでしょうか?
調べて見るとどうやら野鳥の憩いの水飲み場のようです。季節によるのかもしれませんが、キビタキやオオルリ、ウグイス、ヤマガラ、シジュウガラ、メジロ、ホオジロ、ミソサザイなどが見られるそうです。

鳥の鳴き声で種類が分かるようになると、山歩きも楽しくなりそうですよね。
ウグイスの鳴き声くらいしか分からない私なので、先は長そうです。

雲仙普賢岳 車中泊をもっと楽しむために

おすすめの車中泊場所

今回は1泊二日の車中泊で、宿泊先は川登SAでしたが、地元の方からいい情報を仕入れることができました。

下山後、雲仙地獄に立ち寄るつもりでしたので、出発前にGoogleマップで駐車場を探していました。

そこで見つけたのがこちら⇓ 雲仙温泉第一駐車場です。

乗用車は500円です。ここの管理人さんとちょっと立ち話をしたのですが、この駐車場は9時~17時ですが、この時間以外の間に入庫および出庫すれば料金は無料で、車中泊も可能とのこと。

つまり…17時以降に入庫して、朝の9時までに出庫すればOKってことです。全然問題なさそうじゃないですか?
トイレ、ゴミ箱あり。自販機はどうだったか忘れましたが、探せばありそうかも。

木陰もあるので、直射日光を避けることも可能です。近くを散策するにはもってこいの立地条件です。もし次に連泊するようなことがあれば、ここを使おうと思いました。

立ち寄り湯

前述した駐車場に車を停めて、温泉に行ったんですけどそれがここ⇩

なんと入浴料は200円。食券購入機みたいなのでチケットを買って箱に入れるシステムです。番頭さんがいるかのような台がありましたけど、実際にはいらっしゃいませんでした。

シャワーは無し。熱めのお湯でした。
蛇口からは水と熱湯がそれぞれ出てきます。いちいち洗面器でお湯を薄めるのがめんどくさかったので、湯船から直接汲みました。地元のおばちゃんたちも、そうしてましたね。

泡が湯船に入らないように気をつけないといけません。

石鹸、シャンプーやコンディショナーは無いので、用意していきましょう。タオルなどは売店で売っていたと思います。

お風呂から出て、気が付いて慌てたのがドライヤーが無いことです。
私は今までに何度か車中泊で温泉を利用させていただいたことはあったのですが、ドライヤーが無い温泉施設は無かったので、そこは予想しませんでしたね(;^ω^)
コンセントも探しましたが、ちょっと分からなかったですね。

完全に油断してました。ですが寒い時季ではないので、タオルドライで何とかしのぎました。

スタッフの人に聞いたら貸してくれたかもしれませんが、それはしなかったので結局本当はどうなのか、真実は闇の中です…。

演歌がBGMの、昔からある銭湯って感じでした。ん~200円は安い!

おすすめポイント

お風呂の後は、小浜温泉足湯 ほっとふっと105 に寄りました。

海辺の遊歩道沿いにある、日本一長い足湯があるということで、ちょっと見てみたいという好奇心で。

近くに駐車場(有料250円)があります。⇩

ですが、私がここに着いた時に管理人さんはいなくて、小さな小屋はシャッターが下りていました。お金を入れる箱のようなものも見当たらないし、他にも停めている車は何台もあるし、そうこうしてたら何台か車が入ってきて停めていくし。

ここのシステムはどうなっているんでしょうね。時間は8時半~17時までと書いてありました。この時間以外は管理人さんがいないのでしょう。この駐車場も雲仙温泉第一駐車場と同じシステムなんでしょうか。
ここははっきりとした情報が無いので、分かり次第追記しますね。

いずれにしても、この足湯を見ながら日没を見るのもいいなと思いました。時間的に無理だったので、それはしませんでしたが、また来たときは利用したいと思います。

まとめ

今回の雲仙普賢岳 車中泊遠征のまとめです。

  • 仁田峠と山頂近くのミヤマキリシマは満開のタイミングが違う
  • 仁田峠が満開の時は、登山客は池ノ原園地に車を停める
  • 登山しながら、海が見える箇所があるので気持ちのいいルート
  • 山頂からは絶景
  • 立岩の峰前あたりできつい箇所がある 
  • あざみ谷では騒がないように気をつけよう
  • 雲仙温泉第一駐車場は営業時間外は無料で車中泊できる
  • 雲仙新湯温泉館の入浴料は200円
  • 小浜温泉足湯 ほっとふっと105は海に向かって足湯が楽しめるスポット

いかかでしたか?今回は1泊2日の車中泊登山遠征でした。
目的は、雲仙普賢岳のミヤマキリシマです。特に国見岳の山肌を染めたミヤマキリシマは圧巻でした。

次は2泊3日くらいして、連日で登山したいなと思いました。
春に歩いたことが無いので、どんな花が咲くのかそれも楽しみです。
紅葉も素晴らしいと聞いてるので、秋もいいですね~。

島原半島は南の方に行ったことが無いので、そちら方面も気になります。

では次の山行でお会いしましょう。ばいばい

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